しばらくチェロの話ばかりだったので
久しぶりに吹奏楽部の話に戻ります。

アンサンブルコンテストの惜敗に落ち込む暇もなく
次の日から定期演奏会の演目の練習。
アンサンブルメンバー以外はすでに練習を進めているので
急いで追いつかないといけません。

現主人は部長でありながらアンサンブルに没頭していたので
その間は副部長のO先輩が定期演奏会の計画を進めておいて下さいました。

記念すべき第1回の定期演奏会
イイ演奏をしたいのは勿論。

パンフレットやチケットもオシャレにしたい。
演出もアッと言わせるものにしたい。

と言いながら、部費は限られている。
初めての定期演奏会なので名刺代わり。
入場料も低く抑えたい。

当時の高校吹奏楽部の平均的な入場料は500円程度。
結局300円にしました。

他に収入源となるのはスポンサー。
学校周辺のお店を廻り交渉。プログラムに広告を掲載させていただくのです。

父兄がやっているお店なら簡単なのですが
お金が掛かる事ですから、すぐに首を縦に振ってくれない店主ばかり

演目や狙ってる客層、部員の熱心さなど 
高校生にして「熱いプレゼン」をしなければいけません。
(これが現在生かされているOBもいるかも?)

なんとか広告欄は埋まったもののやっぱり逼迫財政なので
チケットは手作り。

当時、パソコンもプリンターも普及してませんから
ケント紙を買ってきてプリントゴッコで印刷。

なんと半券の切り取り線は糸を通してないミシンで縫い目を付けるというものでした。

そんな「ないない尽くし」の定期演奏会ですが
初めての演奏会を1から企画するのが楽しかったな~。