昨日のNHK Eテレ「らららクラッシック」では
『楽器特集ピアノ』と言うテーマで
ピアノ発達の歴史の話でした。

ピアノをかじっていながら歴史を知らなかったので面白かったです。

ピアノの発祥は約300年前。フィレンツェのメディチ家で楽器管理をしていた
クリストフォリが発明しました。

その前身はチェンバロなのですが
チェンバロは小さな爪で弦を弾いて音を出すので
鍵盤のタッチが強くても弱くても音色の大小は表現出来ません。

ピアノはハンマーで弦を叩くので強弱の表現が出来るようになったのです。

ピアノが発祥した時の名前は
クランチェンバロ コル ピアノ エ フォルテ(Clavicembalo col piano e forte)と言うそうです。
(あ~、まどろっこしい

なのでモーツアルトの当時の譜面にはほとんど強弱記号が記されていなかったのに対して
ベートーベンのピアノ曲は強弱の変化が多彩に使われ
またその頃発明されたペダルの発明の影響で「柔らかな音」「響きのある音」など
音色の表現が豊かになったので音楽表現が巧みに指示されています。

その後もショパン、リストの話がありましたが
長くなるので今回は割愛

ピアノが、現在の標準的な鍵の数 88鍵をになったのは19世紀の最後だそう。
発明された時には4オクターブ(49鍵)だった音域は
7オクターブ半にまで広がりました。

これはフルオーケストラの楽器の音がカバーできる音域です。
そして現在の演奏会用のフル・コンサート・ピアノ
全長2m80cm、重量は480kgにもなります。

ところで番組中でも少し触れられましたが
ピアノは「打楽器」に分類されるのをご存じでしたか?
(これはミニョンも知ってました。)

ピアノは弦をハンマーで叩いて音が出ているので
「打楽器」なんです。