例によってHDDにため込んでいた「題名のない音楽会」を見ていたら
4月12日放映分で面白い企画をやっていました

「聴いて納得!30分でわかるジャズ100年史」

エリック ミヤシロ スペシャル ビッグバンドの演奏
「枯葉」を例に取りながら
ジャズピアニストで作曲家でもある前田憲男さんが
易しくジャズの変遷をレクチャーするのです。

============

1920年代以前
ジャズのビッグバンドの前身はダンス音楽の伴奏でした。
プロのダンサー相手ではなく素人の一般大衆が気軽に踊れるために
単調なメロディと変化に乏しい旋律が最初の傾向でした。

南北戦争が終結した1865年以後
南北戦争後奴隷が解放され、自由の身になったと同時に職を失った人々が
手っ取り早く生活の糧を得るために
ストリートミュージシャンが増えます。

彼らはは譜面が読めない人が多く適当にアドリブで演奏していました。

即興的に適当に演奏するスタイルがデキシースタイルと呼ばれ
5人くらいの編成でやっていました。

ここで「スイング」とビッグバンドと言う二手の進化となります。

ベニー・グッドマンが上記の即興をバンドに取り込みます。
これが1930年代の「スイング」です。

片やもう1人のスウイングジャズの巨匠であるグレン・ミラーは
より豊かな演奏を求めて
12人だった編成を16人に増やしました。
これが今日のビッグバンドの標準編成になっています。

その後
グレン・ミラーは太平洋戦争で亡くなります。

大衆音楽なので
世の中の流行りの要素を取り入れてながら変遷を重ねてゆくのですが
当時流行っていたラテンの要素を取り入れ

ジャズとラテンを融合させたものが「マンボ」です。

ミュージシャン達は客相手のサービスとしてのサービスに飽きてきて
もっと自分たちが演奏していて楽しめる物を追求して行きます。

1940年代
「より速く(音を)より高く、より複雑に」
演奏したものがビ・バップと呼ばれる音楽です。

その後、ニューヨーク発祥の土臭さのあるジャズよりも
アメリカの西海岸辺りの爽やかで軽快な音楽が好まれ
これがウエストコースト・スタイルとして流行しました。

楽器の改良によってウッドベースがエレキに変わり
さらにエレキギターが加わり
従来のジャズとロックが融合して
1960年代 フュージョンスタイルが登場します。

1960年以後
歴史と関係なく好きなようにやればいいというスタイルが定着し
現在の形式であるフリースタイル・ジャズとなったのでした。

===============
やれ、デキシーだスイングだ、マンボだという言葉と
リズムの雰囲気は分かってたけど
歴史の理由づけが分かって楽しい企画でした