毎年高校野球の県大会からわが吹奏楽部は応援に参加していました。
これがコンクール前なので夏の強い日差しと暑さで木管楽器が割れたり
打楽器のヘッドが傷んだりとけっこうなダメージなのですが
学校を上げての応援で決まっているのでしょうがない。。。と正直なところ渋々参加していたのです。

この流れに異を唱えたのは我が部の鬼顧問I先生でした。
「同じ高校の部活動の大会というなら吹奏楽コンクールだって同じ。
それを野球部だけ学校をあげて応援するのはおかしい。」

と。。。

で。
学校を上げてとは言わないけれど
吹奏楽コンクールに野球部員全員が応援に来てくれる事になりました。

野球の応援みたいに曲を鳴らすわけにも行かず。
音量や音色で訴えるでもなし。

でも野球部の主将によると何やら秘策を考えていると

一体何をしてくれるんだ?

さて本番。

ステージ上から客席をみるとウチの野球部員と見られるイガグリ頭の塊が客席後方に3つ。
審査員席の両脇に1つずつ。
審査員席の後ろに1つずつグループになって座っています。

ん?

曲が始まるともちろんそんな事は気にせず必死で演奏。
フィニッシュと同時に
野球部員達はスタンディングオーベーションで
「ブラボー!!!!」
と絶叫します。

秘策ってこれかっ!?

しかもサクラと気付かれないようにブラボーのタイミングを少しずつずらしてあると言う凝りよう。
ちょっとズルくないか???

結果は金。
県大会の壁はそうそう甘くはありませんでした。