新型コロナウイルスの感染者は減ってきているものの
依然緊急事態宣言は解かれず収束の見込みも分からない。
そんな中、全日本吹奏楽連盟はコンクール、小学生のバンド・フェス、マーチングコンテストの中止を発表した。

https://www.asahi.com/articles/ASN5B3T1KN58ULZU00G.html

そりゃね。
大人目線で見たらコンクール会場なんて密閉、密接、密集の最たるものだし
仮に無観客でやったとしても自校のみならず不特定多数の他校の部員と接触する機会も多い。
ましてや『吹く楽器』(パーカッション、弦バスを除く)なので飛沫、エアロゾルを出しまくる。。。

多分、日々の練習も基礎練習、良くてみんな距離を開けて個人練習が出来ていればいい所。
合奏練習なんて出来てないだろうし。

中止にせざるを得ない状況なのは分かるんだけどさ。

予定通り開催されても実力を出し切れない未完成な状態でコンクールに臨むのも不本意かもしれない。

でもな~。。。3年生にとっては最後の年。
このコンクールで引退になる決まりの学校もあるだろう。(母校の吹奏楽部がそうでした。)
3年生だけでなく1年生にも2年生にもやっぱり大事な舞台。
年寄り臭い言い方をすれば「青春」。
私みたいに教室に居場所がない子にとっては「吹奏楽が青春そのもの」なのよ。

中には吹奏楽で後の人生が変わる子だっている。

え?そうです。私もその一人。

学年を越えて同じ釜の飯を食ってきたからこその連帯感が生まれる。
厳しい練習も、思うように出来ない悔しさも
コンクールと言う目標があるからみんな一緒に歯を食いしばって頑張れる。

もし吹奏楽部を挫折していたら、そもそも私は旦那と出会ってないから結婚もしていない。
(詳しくは2013年12月4日の記事「15の春」をお読み下さい。)

やっぱりOGの私としては最高のコンディションで
金でも銀でも銅でも・・・色に拘らず精いっぱいの演奏を披露させてあげたかったな。。。