2012年の1月の事。
ピアノ移設のX-Dayが来ました。
実家からの送り出しを母に任せて
現在の自宅で引き取りの準備をしていました。

すると実家から電話。
 
余りにも長年放っておいたので、弦が錆びて中にカビが葺いてると言うことで
内部の分解掃除、弦の研磨と錆止め塗り、外装の研磨を勧められ
7万3千500円かかるのだけどどうする?と。。。

どうする?と言われても 
「じゃあ、処分します。」
とも言えない。
工場に持って帰って、作業してもらう事にしたのです。

さらに数日後。
作業途中で電話があり
ハンマー1本のフェルトが摩滅しているので貼替え、鍵盤調整が必要とのことで
総額103900円に跳ね上がったのです。

父の思い出があるピアノを手放す事は考えられないとはいえ
手痛い出費だったのが正直な所でした。。。

ところが。が。が。が~~~。

2013年2月2日
工場から現在の自宅に搬入だったのだけど
仕上がってきたピアノを見てビックリ~~~

実家の洋間の隅っこに追いやられて
弾く人どころか 磨く人もいなくなってたピアノが
木目もクッキリのピカピカになってやって来たのです。
くすんでいた金属部分もツヤツヤのピカピカに~

これなら103900円でも納得

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処分したら逆にお金を払わなければいけないようなピアノなんだけど
父の思い出が詰まったピアノはピカピカになって甦った。
それ以後は毎年ちゃんと調律しています。。